縮緬ダービー

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一番上は、一越縮緬の小紋です。
二番目は古代縮緬の帯地でした。
三番目は変わり縮緬の小紋でした。
それぞれ一つ目のハギレが乾燥状態で、二つ目のハギレは水の中に入れて、濡らしました。
水に濡れたせいで、色が若干、濃くなったのがお分かりでしょうか?
では、縮緬ダービーの結果発表です。
1位入線は、ぶっちぎりで、一越縮緬、2位入線は、古代縮緬でした。変わり縮緬は、なんと縮むどころか、却って水に濡れたせいで、繊維の特性として、繊維が少しだけですが、伸びてしまいました。この結果には、私も驚いています。
さて、みなさんは縮緬が湿気によって、どの程度縮むか?というのを甘く見ておられたのではないでしょうか?ここまで縮むと、着物に袋が入るのがよくお分かりになるのではないでしょうか?
ところで、話しは横道に入りますが、着物の染めの工程で、染料で濡れている状態のときには、色が濃く見えます。
乾いてしまうと、色は薄くなります。
そして、蒸し水洗をすることによって、ますます色は薄くなります。だから、染めの職人さんは、色が薄くなるのを見越して、それでもなお、注文通りの色に染める技を駆使して、染料の色を決めているのです。では、このへんで。





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