柄合わせ編5 柄合わせの実際例 続々編

これが、裁ち方の、いわば設計図です。
残り布はまったく、余りません。
どうして、大島紬や結城紬の反物がぎりぎりの長さしかない理由をご存知でしょうか?
たとえば、この大島が100万円だったとしましょう。
ほんとうは、もっと高かったかもしれませんが、とにかくそういうことに設定します。
この反物の長さは、3丈2尺7寸ありました。
となると、1尺あたりの単価は30581円になります。
もし、反物が長くなって、3尺ほど余ることになると、その人は、余り布なのに、その分だけで9万円余分に払わなければならないということになるでしょう?
まぁ、そういうことです。



前へ

ハギレは語る索引へ

目次へ

表紙へ