紬の解体3

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左側に紬は、みなさんご存知の白大島です。
いわゆる亀甲絣(きっこうがすり)です。
右側の紬は、何という紬かは、分かりませんが、とにかく夏物の紬です。
さて、白大島を今回、ほぐしてみて分かったことは、勿論、経緯絣(たてよこがすり)というのは当たり前なのだけれど、その糸の不思議さ、とでも言いましょうか、言葉にするのに、困るのですが、まず緯糸(よこいと)の場合、絣模様の入っている糸が2本入って、次に白糸が3本入って、また絣糸が2本と言う具合になっていました。
私は、経緯絣というものの緯糸は全て絣模様が入っているものだとばかり思っていました。
そして、経糸の組織も緯糸と同じ様に絣糸2本、次に白糸3本と言う具合に織られていました。
一方、右側の紬が塩沢だという理由は緯糸が撚糸だからです。ぎざぎざぎざとなっているのが、分かるでしょう?
そして、左の白大島と右の正体不明の紬の経糸を比べてご覧なさい。
密度がずいぶん違うのが見て取れるでしょう?
これが織物における冬物と夏物の違いなのですね。
それともうひとつ、正体不明君のほうは、経絣(たてがすり)でした。
但し、染め方は板締めだと思います。





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