カラムシ4 カラムシの糸

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むかし、テレビもヴィデオももちろん、パソコンもなかった時代のことです。
お百姓さんが、農閑期にカラムシから糸を採りました。
気長に、根気良く、一筋ひとすじ、細い繊維を採りました。
その細い細い繊維を手で紡いで糸にして、織物を織ったのでした。
それは、気の遠くなるような作業だったと思います。
さて、前回私は、河原に生えているカラムシを採取し、そこから糸を採ろうとしました。
皮を剥ぎ、水に一週間漬けて、繊維が見えるところまで行きました。
そして、さぁ、糸を採ろうとした段階で、繊維がこんがらがっているのに気がつきました。
そして、今の時代、テレビも見たいし、パソコンもしたいし、、、。結局、あのカラムシから採れた糸は、下の画像だけでした。
大きいこと言って、すみません。
結局、残ったのは、写真と思い出だけでした。
それにしても、自分でやってみると、ほんとうに貴重なものだと思い知ります。
その延長線上に、むかしのひとが物を、とりわけ、着物を大事にしたのだなと思います。
だから、この着物は安かったからという理由だけで粗末にしては、罰(バチ)が当たる、と心の底から思います。
罰が当たる、なんて言葉を言うようになるなんて、俺もジジイになってきたのかな?





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