紋抜き職人の仕事場その1

今回は、紋抜き職人の仕事場にお邪魔しています。
ほんとに、職人にとっては、「お邪魔虫」そのものなのですが、
自分の仕事に誇りを持ち、
また、こういう仕事をしていた人間がいたということを、
世の中の人に知ってもらいたいという気持ちで、
取材に協力していただきました。
前回の紋糊職人さん、今回の紋抜き職人さん、ほんまに、おおきに。
では、紋抜き職人の仕事ぶりを、見ていただきましょう。

では、ここから、紋抜き職人がどのような工程で、染まった反物に紋場を抜くかをお見せしましょう。
まずは、反物に墨を打ちます。この作業は、紋を扱うものにとっては一番最初にする仕事です。

次に、背紋の左右を確定させます。この作業を怠ると、思いもしないことが起こります。
つまり信じられない事ですが、左の紋ばかり二個抜いてしまう事になるのです。(笑)

次に、誂え紋の紋型を選択します。大学ノートに挟まれて、ストックされています。

そして、墨打ちに合わして紋型を生地に置きます。

そして、紋型にヘラで抜染剤をしごくように乗せます。

ヘラで抜染剤を乗せたところを見せてくださいました。

紋型を外しました。きれいに、紋の形に、抜染剤が乗っています。

そのあと、筆でさらに、抜染剤を塗りつけます。

紋場の下に水で濡れた晒しを敷いて、さらに、その下にコテを滑りこませます。

コテで瞬間的に蒸気を発生させて、色を抜きます。

さらに、コテを押しつけて、地色を抜いています。

抜染剤の下は直接、見えないけれど、経験上、抜けた事を確信して、役目の終わった抜染剤の洗浄に取りかかります。

十分に洗浄したあと、容器を外します。

今回の紋抜き職人の仕事場シリーズも分割して掲載することにしました。
なにしろ、一挙手一投足を克明に撮影させていただいたので、画像が多いのです。
まだまだ、続きますが、最後までご覧になってくださいね。
では、またね。(旅)

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