48 接写画像で見る夏大島の涼しさ

飛翔け!本場大島紬へ

旅から旅です。
大島ファンのみなさん、こんにちは。


今日は夏大島のお話しをしましょうか。

あるとき、僕はある手機の経緯絣の夏大島を紹介したとき、
「涼しげな織物ですよ」と書いたことがあります。
すると、夏大島をお買い上げいただいた方から、メールが。
「旅さん、涼しげ、、、なんじゃないのよ。ほんとに涼しいのよ。
風がね、身体の中を通り抜けていくのよ」とおっしゃるのです。
そして、素材が絹だから身体にさわるほどは冷えない、
だから、クーラーの利いた部屋で着るのにも良いのである、と。

ほぅー、それは大変喜ばしいお褒めの言葉と僕は受け取りましたが、
かと言って、自分自身が夏大島を着たわけじゃないので、実感としては
理解できませんでした。

ところがある日、偶然に、視覚的に夏大島の涼しさを理解することが出来たのです。

僕の愛用のデジカメは、カシオさんのQV23000UXという、とても初期型の、ぶこつい形のやつです。
このカメラは、大島紬の絣を撮影するとき、すごい仕事をしてくれます。
驚異の接写画像を僕に提供してくれるのです。
そのマシンで、たまたま夏大島の接写画像を撮ったのです。
その画像を見たとき、僕は夏大島の涼しさを実感したのです。

以下の写真は、僕が扱った夏娘たちです。

同じ距離から2倍ズームで撮影しました。

画像を見ると、糸がすごく撚られているのが、よくわかります。
この糸の撚りがシャリ感をかもしだしています。
そして、この透き間こそが、涼しさの秘密なのです。

この透き間のまばらさに、僕はひとの手を感じます。

このまばらさが、独特の風合いを生んでいるのだと僕は思います。
機械に出来ない優しい風合いというのは、このまばらさ、ファジーな部分なんだろうなと思います。


これらの画像を見ていると、いろんな表情、透け具合があることに
驚かされます。
その反物それぞれの味というものを感じます。
いやぁ、実に楽しいですねー!



手機の夏大島、僕、大好きなんですよ。
いつまでも、手機の夏大島が織られることを願わずにはいられません。











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