大島といえば泥染1

飛翔け!本場大島紬へ

本場大島紬と聞けば、真っ先に思い浮かぶキーワードは、
なんといっても、「泥染」じゃないでしょうか?

この「泥染」、結構知ってるようで、
知らないものの代表ではないでしょうか?

僕にしても、今までかなり、大雑把に書いてきました。

今回は、克明に書き写してみようと思います。

文章並びに画像は、赤塚嘉寛著「本場奄美大島つむぎ・技術ノート」から引用させていただきました。

引用については著者赤塚先生に許可を得ています。


しゃりんばい液の抽出について
生育20〜30年、幹の径5〜10cmのしゃりんばい原木を皮ごと細かく刻みます。厚さ5〜10mmのチップ状に砕断します。
このチップ300〜500kgを釜の中で煮ます。
煮出す際の水量は釜の中のチップの表面を完全に覆うように入れます。
原木1kg当たり重曹1.5g程度を添加します。
朝、火を焚きつけて沸騰を続け、水量が減少すればそのつど水を加え、夕方まで約10時間煮続けます。
チップを取り上げ、一晩放置します。
余熱で蒸発し翌朝煮出し液はかなり減少しているので、原木1kg当たり3〜4リットルになるように水で希釈します。
そのまま2日くらい放置し、PHが5に低下したところで染色に用います。
参考資料です。
生育20〜30年、
幹の径5〜10cmのしゃりんばいの原木です。

植林はしているのだろうか?

上のしゃりんばい原木を皮ごと細かく刻みます。厚さ5〜10mmのチップ状に砕断します。

昔は斧やナタで割っていたらしいですよ。

このチップ300〜500kgを釜の中で煮ます。

すごい量ですね。
煮出しているときに、どんな匂いがするんだろう?


地糸の染色の工程です。
(1)2番液(一度、染色に用いたしゃりんばい染液を廃棄しないで溜めておいたもの)で揉み込み染めをします。
(2)2番液で揉み込み染めをします。
(3)2番液で揉み込み染めをします。
(4)2番液で揉み込み染めをします。
(5)乾燥します。
(6)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(7)石灰液で揉み込み処理をします。
(8)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(9)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(10)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(11)石灰液で揉み込み処理をします。
(12)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(13)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(14)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(15)石灰液で揉み込み処理をします。
(16)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(17)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(18)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(19)乾燥します。
(20)しゃりんばい液に漬け80℃ぐらいに加熱します。
(21)石灰液で揉み込み処理をします。
(22)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(23)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(24)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(25)石灰液で揉み込み処理をします。
(26)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(27)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(28)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(29)石灰液で揉み込み処理をします。
(30)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(31)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(32)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(33)乾燥します。
(34)しゃりんばい液に漬け80℃ぐらいに加熱します。
(35)石灰液で揉み込み処理をします。
(36)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(37)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(38)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(39)石灰液で揉み込み処理をします。
(40)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(41)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(42)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(43)石灰液で揉み込み処理をします。
(44)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(45)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(46)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(47)乾燥します。
(48)しゃりんばい液に漬け80℃ぐらいに加熱します。
(49)石灰液で揉み込み処理をします。
(50)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(51)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(52)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(53)石灰液で揉み込み処理をします。
(54)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(55)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(56)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(57)石灰液で揉み込み処理をします。
(58)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(59)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(60)新しいしゃりんばい液で揉み込み染めをします。
(61)乾燥します。
(62)田泥に漬け、ふりつけ染色します。
(63)しゃりんばい液に漬け80℃ぐらいに加熱します。
(64)田泥に漬け、ふりつけ染色します。


しんどくなったので、続きはまた、明日。

「あー、しんど」と呟きながら、思ったのは、
ひとことで「泥染」って簡単に言ってるけど、
こりゃまぁ、大変な作業なんやなぁと、つくづく思いました。

今日のこれは、まだ「地糸の染色」だけなのです。

絣糸の染色は地糸の染色に輪をかけたほど、
た、た、大変な作業なのです。


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