経地糸の巻き込み




経地糸の巻き込み


整経した経地糸を千切りに

巻き込む事をいいます。

(以上、赤塚嘉寛先生著 本場奄美大島つむぎ・技術ノートより、引用しました)

平成十五年夏、鹿児島に行って、見学させていただきました。


関係者の皆さん、ありがとうございました。


地経(じたて)を巻く機械です。

地経というのは、

経糸(たていと)の地糸(じいと)

という意味です。

地糸というのは、

絣糸(かすりいと)ではない、

無地(むじ)の糸のことです。

泥大島の場合は、真っ黒の

無地の糸であり、白大島の

場合は、真っ白の糸と

いうことになります。

いま、職人さんは、一本分の

巻き終わりを結んでいる

ところです。
この円形の水車状の枠は、

一周が一丈(いちじょう、

3m78cm)あります。

羽根から羽根までは、

一尺(いっしゃく、37.8cm)です。

一本の地経の長さは、

七丈四尺五寸、すなわち、

二反分の長さなのです。
上の写真の反対側です。
地経を木の枠に巻いて

いきます。

かなり、強く巻いていきます。

こうして見ると、絹糸と

いうのは、強いものですね。

きっちり巻くために、

細い小さな角材を

巻きこんでいきます。
最終的には、地経は、

こういう風に巻かれます。

こうして、地経は、

織り機にかけられるのを、

待つことになります。