20 マルキの鑑定

飛翔け!本場大島紬へ

僕の元には、非常にしばしば未知の方から、メールが来ます。
どういう内容のメールかというと、「マルキの鑑定」という風変わりな依頼なのです。
こういう感じのメールです。
「このアドレスの大島紬は、ほんとうに9マルキでしょうか?教えてください!」
それで僕はおっとりがたなで、見に行く事になります。
「どれどれ。。。」
「ふんふん、確かに9マルキだね」っていうのもあれば、
「どうみても、9マルキには見えないね。もう、ショップは言いたい放題だなぁ」っていうのもあります。
そして、一番困るのが、「よくわからない」というものです。
どうして、よくわからないのかというと、写真の撮り方に問題があるからです。
客観的に比較するもの、つまり、スケールがないのがその「わからない」原因なのです。
僕は思うのです。
「9マルキ」の証明をなんらかの形でできないものかと。
以前に僕は「ハギレは語る」のなかの「大島紬編」で「見た目の違い」っていう短文を書きました。
そこでは、7マルキと9マルキの見た目の違いを論じました。
1cm枡を作って、そのなかに何個の地絣があるかで客観的に9マルキであるか7マルキであるかを認定できるのではないかと思うのです。
すべてのネットショップがこの「1cm枡」を大島紬のうえに置いたら、どんなに一般消費者である着物ファンの皆さんにとって、福音となるのではないだろうかと思ったのです。
だから、まずは僕がその先鞭をつけようと思います。
「9マルキの証明書」は、3枚の画像を必要とします。
まず、大島紬のうえにこの1cm枡を置きます。
そして、まずは全体画像を撮影します。
そして、ぐっと接近して撮影します。
最後に、1cm枡を最大限に接写します。
この3枚セットが「9マルキの証明書」になると思います。
大島紬を販売するすべてのネットショップ、この「9マルキの証明書」、やってほしいな。

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