剣先とは

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僕は、以前から、いろいろなページや掲示板で、
「反物の剣先」というものについて書いてきました。
今日は、その「剣先」(けんさき)の見つけ方を教授しましょう。
この「剣先」は型染め(小紋柄)の反物に存在します。
機械捺染(きかいなせん)には剣先はできません。
剣先があるのは、手捺染(てなせん)とも、
板場友禅(いたばゆうぜん)とも言うのですが、
高級な部類の型染めだけにしか、できません。
だから、もし、ご自分の反物に剣先があったら、
「あった!やったぁ!上等の型染めなんだわ」って、喜んでください。(笑)

機械捺染と手捺染については、
「ふたつの江戸小紋」および「手か機械か」を参照してください。

くれぐれも言っておきますが、「剣先」は染め難ではありません。
かと言って、大事にしなければいけませんよという話しでもありません。「剣先」は、裁ち合わせによって、捨てられる運命にあるからです。

剣先はどのようにして、できるか。
それを説明するには、板場友禅はどのようにして、
型を置くかを説明しなければいけません。
まず、7メートルほどの板があると想像してください。
その板の先端は刃物の断面のように両側から削られて、
先っぽは尖がっています。
その板の上に白生地を貼り付けていきます。
そして、向こうの端っこまで貼ったら、削られて尖がったところを、
Vターンして、板を上下に回転させて、また貼り付けていきます。
貼り付け終わったら、いよいよ型を置いていきます。
順番に置いていって、Vターンするところまで置いていくのですが、
V字の部分はどうしても、上手に型が置けないのです。
わからないだろうな、こんな説明では。

ま、とりあえず、型染めが乱れる部分があるということだけ、
理解しておいてください。
ちなみに、「剣先」というのは、
板の先っぽが刃の断面図に似ていることから、
つけられたそうです。(続く)




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