本麻地の収縮率

飛翔け!本場大島紬へ

 僕は、地詰めする前の本麻長襦袢の生地巾と丈を測りました。
生地巾は一尺五厘(38cm)、丈は二丈九尺八寸五分(11m28cm)
でした。
地詰めしたあと、再度、測りました。
生地巾は九寸八分三厘(37.2cm)、丈は二丈八尺六寸(10m81cm)に
縮みました。
生地巾は0.8cm縮み、丈は47cm縮みました。
この数字から本麻地の収縮率を導き出しました。
すなわち、横方向は、0.8cm÷39.7cm=0.02
縦方向は、47cm÷1128cm=0.042
こういう収縮率が導きされました。
ただし、この計算式は旅さんが勝手に導き出したので、数学的に見て、正解かどうかはわかりませんよ、念の為。
この収縮率を見ると、本麻地が、横方向よりも、縦方向に伸び縮みが激しい(2倍)のがよくわかるでしょう?
さて、この収縮率を使って、地詰めをしないで仕立てた長襦袢を
洗濯したとき、着丈がどれくらい、縮むか計算してみましょう。

身長165cmのかたの着丈は約三尺六寸(136cm)です。
どれくらい縮むかな?
136cm×0.042=5.7cm(一寸五分)
なんと、一寸五分も縮んでしまうのです。
かなり、つんつるてんになってしまいますね。
袖丈一尺三寸(49cm)の場合は、
49cm×0.042=2cm(五分)
なんだ、2センチくらいなら、大したことないなと思っておられるでしょうが、2センチも短くなると、長着の袖のふりから長襦袢の袖がしょっちゅう、お出ましになるかもしれません。

どうぞ、仕立てる前には、地詰めは忘れずに。
では、またね。(旅)




飛翔け!本場大島紬へ

ハギレは語る索引へ

目次へ

表紙へ