製織


飛翔け!本場大島紬へ

平成十五年夏、鹿児島に行って、見学させていただきました。
関係者の皆さん、ありがとうございました。
絣合わせをするときに使う調整針です。
これは古いタイプです。
こちらは、新しいタイプの調整針です。
これらの道具でどういう手仕事を職人さんがするのか、と思われることでしょうね。
鹿児島に行った折りに、動画も撮ってきました。いつか、それを編集して、みなさんにお見せできる日が来ることを願っています。(編集がすごくムツカしいのです、とほ)
これは、一定の長さを織られた直後に使われる道具です。
調子合わせをするための道具です。
これも、動画を見ていただければ、一目瞭然なのですが。
筬(おさ)を打つ直前です。
織り工(おりこう)さんの一番手前にあるグレーの布は、職人さんの手休めのための布です。
織り上がった大切な大島を汚すわけにはいきませんからね。
一番右の柱に立てかけてある細い棒は、なんだと思われますか?
これはね、杼(ひ)を投げるとき、掴み損ねて遠くまで飛ばしてしまった杼をこの棒で引き寄せるために、置いてあるのです。
いちいち、立ち上がっていては、仕事になりませんから。

緯糸をひと糸ひと糸、経糸に合わせています。
左手に力が入っているのが見えるでしょう?
右手の指には、緯糸をつまんでいます。
いま、右側に杼がふたつあることを確認してくださいね。
右にあったもうひとつの杼はすでに、左に投げられています。
右手は耳と緯糸を固定し、左手で
緯糸を引っ張りながら、緯糸を経糸の絣と合わせています。
この織りの工程も動画を撮ってきました。
動画をゆっくり見ていると、織りの現場で見たときには理解できなかった事が、霧が晴れるが如く、わかってしまう瞬間があります。
みなさんにも、そういう瞬間を共有して頂きたいですね。(旅)


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